日米軍人ステーツマン・フォーラム(MSF)の第二回会合がワシントンD.C.にて開催されました。


日米軍人ステーツマン・フォーラム 2015年6月7日—9日ワシントンD.C.

日米軍人ステーツマン・フォーラム(MSF)の第二回会合が2015年6月7日−9日にワシントンD.C.にて開催されました。本年度の会合では「地政学の復活と日米同盟」をテーマに約20名もの米軍・自衛隊の退役高級将校が集まり、活発な議論を展開しました。喫緊の課題である南シナ海の海上安全保障、朝鮮半島情勢、日米防衛協力の指針(ガイドライン)の見直しとその意義の他に、集団的自衛権と変化しつつある日本の安全保障態勢や、サイバー・セキュリティと宇宙、政軍関係等の題目も論じられました。

本年度のMSFでは、上院・下院軍事委員長のジョン・マケイン上院議員とマック・ソーンベリー下院議員にもご臨席賜り、日米同盟の東アジアの安定と繁栄における役割についての貴重なご見解を述べて頂きました。また佐々江賢一郎特命全権大使主催のレセプションではジョナサン・グリナート米海軍作戦部長にもご出席頂きました。最終日は財団主催のお夕食日にて、デビッド・シアー国防次官補に米国のアジア・太平洋地域へのリバランス政策についてご講演賜りました。第二回ワシントン会合は日米MSFメンバー間の率直な意見交換と対話を実現し、今後も太平洋をまたぐ両国の退役高級将官の絆を強化することを合意しました。