テクノロジーの社会実装 プロジェクト

プロジェクト概要

AI や自立走行車など、次々と開発されてくるデジタルを中心とした先端技術を、どのように現実の社会に組み込み役立てていくべきなのでしょうか。今、第四次産業革命によって、多くの先端技術が複雑に絡み合い、高度なシステムとして機能する中、それらを実生活に実装する際には社会や人々の生活のあり方までを大きく変えていく可能性が高くなっています。生活の便利さだけでなく、実社会の行動変容を必要とするようなこうした社会実装においては、賛否両論あり、議論が絶えません。

そもそも「社会実装」とは何なのか。なぜ私たちは社会実装に苦労しているのか。テクノロジーの社会実装プロジェクトでは、このような基礎的な疑問から調査を始めていき、2019年4月から2020年8月までワーキング・グループによる調査・ヒアリング・議論を通じて、日本で社会実装をよりよく進めていくためのフレームワークを検討しました。

調査の対象となる代表的な分野を選定し、各分野における日本での社会実装の成功例・失敗例を踏まえながら、30を超えるスタートアップ経営者・官僚・国会議員・地方議員・非営利団体・研究者へのインタビューを行いました。「技術ありき」のサプライサイド発想ではなく、実際の社会課題の解決という「デマンドサイド」の視点はどうあるべきなのか。研究の結果、「インパクト」「リスクと倫理」「ガバナンス」「センス・メイキング」という4つの柱に基づいて提言し、具体的なフレームワークなどのツールを提供しています。この提言を含めた研究結果を、座長の馬田隆明氏の著書『未来を実装する』(英治出版/2021年1月24日発売)という形で纏め、発表いたしました。(特設サイト: https://implementing-the-future.com/

 

プロジェクト・メンバー(敬称略)

馬田 隆明(座長) 東京大学 産学協創推進本部 FoundX ディレクター
宮坂 学 東京都副知事
川原 圭博 東京大学 工学系研究科 教授
安田 洋祐 大阪大学大学院 経済学研究科 准教授
須賀 千鶴 一般社団法人 世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター長
諸藤 周平 REAPRAグループ CEO

事務局

船橋 洋一 一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ 理事長
向山 淳 一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ 主任研究員