自由で開かれた国際秩序(Liberal International Order: LIO)
激しさを増す米中間の競争、ロシアによるウクライナ侵攻を前に、日米を中心としたインド太平洋諸国、欧州連合(EU)諸国はどのようにルールを遵守する自由で開かれた国際秩序を形成し、どのように自由・民主主義、法の支配など共有する価値を守るべきなのか。
UPCOMING
イベント案内
LIO-2nd Stage Book Launch: The Transformation of the Liberal International Order
地経学研究所(IOG)では、「自由で開かれた国際秩序(Liberal International Order)」プロジェクトとして、Springerより『The Transformation of the Liberal International Order』を2023年10月25日付けで出版しました。それに伴い、編者のハンス・クンドナニ氏(Hans Kundnani)をお招きしたブックロンチイベント(ZOOMウェビナー)を2023年12月4日(16:00-17:30 JST)に開催いたします。
BOOKS
出版物
The Transformation of the Liberal International Order (SpringerBriefs)
2023年11月にSpringerより『The Transformation of the Liberal International Order』を出版しました(オープンアクセス、PDF無料ダウンロード可)。本書は、日本、欧州、米国を含むインド太平洋諸国が、アジア太平洋地域および世界における自由主義的国際秩序(LIO)を維持・発展、そして民主主義の基準やルールに基づく規範をどのように推進することができるのかについて考察を加えています。
2020年2月によりBrookings Institution Pressより『The Crisis of Liberal Internationalism: Japan and the World Order』を出版し、本書の日本語版として、2020年8月に東洋経済新報社より『自由主義の危機:国際秩序と日本』を出版しました。本書は、日本の外交政策と統治様式という2つの主要部分で構成されています。前半では、多国間貿易の促進や、北朝鮮の核の脅威、中国の興隆など幅広い国際問題について、そして、後半では、国内におけるポピュリズムやジャーナリズムといった課題についても掘り下げて考察を加えています。プログラムの詳細はこちらから。
EVENTS
イベント報告
2022.10.25
LIO公開セミナー:ウクライナ戦争とリベラルな国際秩序の動揺 ―日本とヨーロッパの役割―
国際文化会館地経学研究所では2022年10月25日、激しさを増す米中間の競争、ロシアによるウクライナ侵攻を前に、日米を中心としたインド太平洋諸国、欧州連合(EU)諸国がどのようにルールを遵守する自由で開かれた国際秩序を形成し、どのように自由・民主主義、法の支配など共有する価値を守るのか、日米欧アジア諸国の第一線で活躍する実務家、専門家を招き、会場となったザ・キャピトルホテル東急とZoom上でハイブリッドのパネルディスカッションを実施いたしました。
基調講演 「人権における日本のグローバルな役割」
中谷 元 衆議院議員 内閣総理大臣補佐官(国際人権問題担当)
パネリスト:
細谷 雄一
公益財団法人 国際文化会館理事/アジア・パシフィック・イニシアティブ研究主幹
慶應義塾大学法学部教授
ハンス・クンドナニ
英国王立国際問題研究所(チャタムハウス)ディレクター、ヨーロッパ プログラム
ニツィン・コカ
フリージャーナリスト
ルイス・シモン
ブリュッセル自由大学 安全保障・外交戦略センター所長
鈴木 一人
公益財団法人 国際文化会館 地経学研究所長
東京大学公共政策大学院 教授
セリーヌ・パジョン
フランス国際関係研究所アジア研究センター 日本研究主任
EXPERTS
研究員
石川雄介
研究員補
神保謙
常務理事
APIプレジデント
鈴木均
主任客員研究員
鈴木一人
地経学研究所長
経済安全保障グループ・グループ長
ディクソン藤田茉里奈
研究員補
細谷雄一
API研究主幹
欧米グループ・グループ長
ABOUT IOG
地経学研究所
民間・独立のシンクタンクという立場から、アジア・太平洋地域を代表する知の交流の拠点となり、グローバルでより高いインパクトを発することを目指してまいります。詳しくはこちら。