API地経学ブリーフィング(特集 日中国交正常化50周年)

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特集 日中国交正常化50周年「中国を知る。日中を考える」 (2022年2月~)

日中国交正常化50周年
(画像提供:毎日新聞社 / アフロ)
API地経学ブリーフィングでは、2022年の日中国交正常化50周年を記念して、「中国を知る。日中を考える」シリーズを連載します。

1972年の日中国交正常化からの半世紀を振り返り、この間、何が見えたのか、何が隠れていたのか、その課題をどうとらえたらよいのか。中国の対外的な行動・振る舞いを起こしている中国の論理は何なのか。それが国際社会にどういう意味を持つのか。日本はどうとらえ、どう対応すべきなのか。

18人の執筆者が、それぞれの専門領域での研究を踏まえ、中国の論理と生理に即して、改めて「中国を知る」(竹内好)ことで、中国の挑戦の本質をつかみ、中国との向き合い方を探求することを目指します。


中国が「極端な貧富の差」の中で山ほど抱える難題

国内の社会矛盾増大、習近平政権に焦燥が見える
阿古智子 東京大学大学院総合文化研究科教授

中国が「極端な貧富の差」の中で山ほど抱える難題

国内の社会矛盾増大、習近平政権に焦燥が見える
阿古智子 東京大学大学院総合文化研究科教授

日本と中国の不安定な関係を招いている根本構造

経済的相互依存の深化が軍事的緊張の増大に
阿南友亮 東北大学大学院法学研究科教授

日本と中国の不安定な関係を招いている根本構造

経済的相互依存の深化が軍事的緊張の増大に
阿南友亮 東北大学大学院法学研究科教授

中国から見たアメリカとの「新型大国関係」と挫折

噛み合わない米中2大国の相互認識とタイミング
川島真 東京大学大学院総合文化研究科教授

中国から見たアメリカとの「新型大国関係」と挫折

噛み合わない米中2大国の相互認識とタイミング
川島真 東京大学大学院総合文化研究科教授

日本と中国の間に不可欠な「普遍的価値」めぐる対話

共通の利益を模索するための戦略的選択が必要だ
及川淳子 中央大学文学部准教授

日本と中国の間に不可欠な「普遍的価値」めぐる対話

共通の利益を模索するための戦略的選択が必要だ
及川淳子 中央大学文学部准教授

中国が抱える「感染爆発の香港」という大きな難題

「ゼロコロナ政策」への移行で疑問視される意義
倉田徹 立教大学法学部教授

中国が抱える「感染爆発の香港」という大きな難題

「ゼロコロナ政策」への移行で疑問視される意義
倉田徹 立教大学法学部教授

中国が少数民族に抑圧的な政策を採る構造的要因

「中華民族」という共同体のゆがみと日本の課題
平野聡 東京大学大学院法学政治学研究科教授

中国が少数民族に抑圧的な政策を採る構造的要因

「中華民族」という共同体のゆがみと日本の課題
平野聡 東京大学大学院法学政治学研究科教授

中国の民主主義と人権の「認知戦」に要警戒なワケ

習近平政権による「話語権」と価値の相克
江藤名保子 学習院大学法学部政治学科教授

中国の民主主義と人権の「認知戦」に要警戒なワケ

習近平政権による「話語権」と価値の相克
江藤名保子 学習院大学法学部政治学科教授

中国の「やられたらやり返す」戦狼外交が抱く難問

西側民主主義陣営に対して宣伝戦を強化する事情
城山英巳 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授

中国の「やられたらやり返す」戦狼外交が抱く難問

西側民主主義陣営に対して宣伝戦を強化する事情
城山英巳 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授

中国が「対台湾武力行使」を簡単には起こせない訳

ウクライナの反撃、ロシア経済制裁を目撃した今
松田康博 東京大学東洋文化研究所教授

中国が「対台湾武力行使」を簡単には起こせない訳

ウクライナの反撃、ロシア経済制裁を目撃した今
松田康博 東京大学東洋文化研究所教授

グローバル化する尖閣問題にどう対処するか

中国は海洋監視能力の飛躍的な向上を図っている
益尾知佐子 九州大学比較社会文化研究院准教授

グローバル化する尖閣問題にどう対処するか

中国は海洋監視能力の飛躍的な向上を図っている
益尾知佐子 九州大学比較社会文化研究院准教授

中国の市場化改革「最終段階」における重要な課題

カギを握る要素市場改革とこれからの中国経済
梶谷懐 神戸大学大学院経済学研究科教授

中国の市場化改革「最終段階」における重要な課題

カギを握る要素市場改革とこれからの中国経済
梶谷懐 神戸大学大学院経済学研究科教授

中国の金融パワー確保に立ちはだかる数々の難題

経済の結びつき強い日中間の金融協力のあり方
岡嵜久実子 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

中国の金融パワー確保に立ちはだかる数々の難題

経済の結びつき強い日中間の金融協力のあり方
岡嵜久実子 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

日中の「国交」を50周年で捉えると本質を見誤る訳

正常化とは何を意味するか、日中関係の歴史的視座
岡本隆司 京都府立大学文学部教授

日中の「国交」を50周年で捉えると本質を見誤る訳

正常化とは何を意味するか、日中関係の歴史的視座
岡本隆司 京都府立大学文学部教授

日本に中国の影響力工作が及ばなくなった理由

戦後の日中経済史を振り返って見える変化
井上正也 慶應義塾大学法学部教授

日本に中国の影響力工作が及ばなくなった理由

戦後の日中経済史を振り返って見える変化
井上正也 慶應義塾大学法学部教授

日米「核の傘」強化と中国へ核軍縮を促す重大背景

日中関係と核兵器の半世紀、日本に求められる事
神保謙 MSFエグゼクティブ・ディレクター

日米「核の傘」強化と中国へ核軍縮を促す重大背景

日中関係と核兵器の半世紀、日本に求められる事
神保謙 MSFエグゼクティブ・ディレクター

日本と中国「経済安全保障」の概念が台頭した事情

「政経分離」の原則は何を境に霧消してしまったか
鈴木一人 上席研究員

日本と中国「経済安全保障」の概念が台頭した事情

「政経分離」の原則は何を境に霧消してしまったか
鈴木一人 上席研究員

日本の対中戦略がこれまで不在だった3つの理由

成長をどう受け止め日米同盟とも整合性を図るか
細谷雄一 常務理事・研究主幹

日本の対中戦略がこれまで不在だった3つの理由

成長をどう受け止め日米同盟とも整合性を図るか
細谷雄一 常務理事・研究主幹

日本と中国「正常化」という永続的プロセスの本質

日本に求められるパワーと国際秩序における役割
船橋洋一 理事長

日本と中国「正常化」という永続的プロセスの本質

日本に求められるパワーと国際秩序における役割
船橋洋一 理事長