2月27日、RJIFは出発3周年を迎えました


日本再建イニシアティブが未だその設立構想途上であった2011年3月11日、日本は東日本大震災と福島第一原発事故に見舞われました。私たちが行うべきこと、それは福島原発事故検証委員会(民間事故調)を立ち上げ、一刻も早く、独立の立場で、日本の存亡を大きく揺るがした事故の検証を行うことでした。日本再建イニシアティブは、多くの方々のご協力とご支援を頂き「福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)」を発足させ、2012年2月28日にその検証内容をまとめた報告書を日本記者クラブで発表致しました。同報告書は世界的な影響を与え、世界シンクタンク・ランキングの政策研究・レポート部門において日本再建イニシアティブは第24位という栄誉を与えられました。

2012年2月28日、私たちはこの日を日本再建イニシアティブの出発点だと考えています。

その後、財団の活動分野は日本と世界を取り巻く様々な問題へと広がりました。現在までに「日本再建に向けた危機管理」「検証 民主党政権」「日米戦略ビジョンプログラム」「失われた20年の検証」など10以上のプロジェクトを運営、その中から「日本最悪のシナリオ 9つの死角」、「民主党政権 失敗の検証」、「静かな抑止力」、「吉田昌郎の遺言」という書籍を刊行しました。

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東日本大震災から3年の節目にあたる2014年3月11日には「リスク・ガバナンス・リーダーシップ」をテーマに掲げた国際シンポジウムを主催。自衛隊及び米軍の退役軍人を招聘し「日米軍人ステーツマンフォーラム」の開催を通じて情報提供、問題を提起、更に「人口民間臨調」「失われた20年の検証」プロジェクトの書籍刊行も予定されるなど政権与党に対するアドボカシ―にも積極的に取組んでいます。

あれから3年、2015年2月27日、日本再建イニシアティブの活動をより多くの方にご紹介し、プロジェクトメンバーや関係者、支援者に交流頂く場として『出発3周年記念パーティ』を開催し、多くの皆様にご参加頂きました。