2015年10月5日、六本木のアカデミーヒルズで『「5000万人国家」の衝撃!人口減少がもたらす社会とビジネスへのインパクト』と題したセミナーを開催しました。『人口蒸発』がビジネスと日常生活にもたらす影響を考え、政府、企業、そして何より私たち自身が何をすべきか議論しました。
ゲストには、小泉進次郎氏(衆議院議員 内閣府大臣政務官 兼 復興大臣政務官)および玉塚元一氏(株式会社ローソン 代表取締役社長)をお迎えし、モデレーターは、榊原智子氏(読売新聞東京本社 調査研究本部主任研究員)が務めました。
始めに榊原氏から人口減少に関するデータを交えてこの問題の深刻さを紹介いただいたのち、小泉氏からは少子化対策としての第1子支援の充実、具体的には高齢者への社会保障費を削減し、1人目の子どもに対する教育や医療の補助などを検討するべきといった提言がありました。また、玉塚氏からは人口減への対処として、企業として個人個人の生産性向上の必要性、業務棚卸しと個々の業務の要否といったゼロベースでの業務改革とIT活用の必要性についてお話いただきました。長い間、人口問題を研究・調査されている榊原氏、そして政治とビジネスと分野は違いますが、第一線でご活躍される小泉氏と玉塚氏の示唆に富むお話は、300名を超える聴講者に訴えかけるものであり、多くの賛同をいただきました。改めてこのテーマに対する皆さまの関心の高さがうかがえたセミナーとなりました。