福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)に続く第二弾「危機管理プロジェクト」の成果『日本最悪のシナリオ 9つの死角』が3月15日に刊行されました


『日本最悪のシナリオ 9つの死角(新潮社より3月15日刊行)』

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「危機管理」プロジェクトは、財団法人日本再建イニシアティブの最初のプロジェクトである「福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)」を通じて浮き彫りとなった日本の危機管理体制の脆弱性を検証するため、2012年5月に発足しました。

このプロジェクトでは、自然災害やテロ、軍事衝突など9つの危機をケーススタディとして取り上げています。テーマ毎に11名の研究者・専門家が危機の展開をシミュレーションする「最悪のシナリオ」を設定し、現在の危機管理体制の課題を提示しました。さらにこうした危機が起こってしまった場合の対応プロセスについて、法制度・官民協調・対外戦略・官邸機能・コミュニケーションという切り口から、5名の研究者・専門家がケース横断的な分析を行い、必要な対策を提言としてまとめました。出版に際しては、第1部各章担当の筆者と第2部メンバーとのディスカッションを通じて練り上げたシナリオ設定を基に、エディターがリライトを行いました。