2016年10月19日(水)、RJIF理事長の船橋洋一が、都内で開催された2つのパネルディスカッション「日本メディアの新しい潮流」と「インド・アジア太平洋地域の地政学情勢と日本の戦略的位置」において、各分野を代表するビジネス・アカデミック関係者及び世界経済フォーラムYoung Global Leaders(世界中で活躍しているさまざまな分野の若手リーダーを世界から選出)と討論しました。なお、イベントは、RJIFと世界経済フォーラムのコラボレーションで開催されました。
Session 1: 日本メディアの新しい潮流
- モデレーター:
- 船橋 洋一(日本再建イニシアティブ理事長、元朝日新聞社主筆)
- スピーカー:
- 稲垣 佳奈(フィナンシャル・タイムズ 東京特派員)
宮澤 弦(ヤフー株式会社 上級執行役員、メディア・マーケティングソリューションズグループ長)
佐々木 紀彦(株式会社ニューズピックス 編集長)
東京紀尾井町のヤフー本社で開催されたこのセッションでは、既存メディアとオンラインメディアの戦略構築の相違、コンテンツの質とスピードのバランス、報道の自由など、メディアのグローバライゼーションとデジタル革命への挑戦について、RJIF理事長の船橋洋一と、日本No1のポータルサイトを運営するヤフージャパン、新興の経済情報に特化したニュース共有サービスのNewspicks、グローバル経済紙のリーダーであるファイナンシャルタイムズで活躍するスピーカー、およびYoung Global Leadersが討論しました。
Session 2: インド・アジア太平洋地域の地政学情勢と日本の戦略的位置
- モデレーター:
- 船橋 洋一(日本再建イニシアティブ理事長、元朝日新聞社主筆)
- スピーカー:
- 白石 隆(政策研究大学院大学学長)
森 聡(法政大学教授)
中山 俊宏(慶応義塾大学教授)
このセッションでは、約20人のYGLメンバーと共に、激変するインド・アジア太平洋地域の地政学情勢について東京の六本木ヒルズで議論しました。この地域は21世紀の地政学において、経済的にも軍事的にも戦略的に大きな意味を持つようになっています。その一方で、米国の覇権の低下や中国の影響力の増大によるパワーバランスの変化は、大きなリスクにもなりえます。日本はそうした変化の中で戦略的にどういうポジショニングをするべきなのか。またこの地域における新しい秩序が構築されていく中で、どのような役割を果たすべきなのか。米国の大統領選の行方や、中国とASEAN諸国を始めとする諸外国との関係などのファクターを交えながら、意見を交わしました。
船橋洋一(RJIF理事長)の2016年の世界経済フォーラムダボス会議への参加についてはこちら
今回のWEF Young Global Leadersの日本訪問に関してはこちら