アジア・パシフィック・イニシアティブ(API)は、このたび「API高野フェロー」の第1期生として淺野和花奈氏を選抜しました。本フェローシップを通じて、世界の政策形成に貢献する次世代のシンクタンカーの育成を目指します。
API高野フェローは、高野真氏(リンクタイズホールディングス 取締役会長 兼 Forbes JAPAN Founder)のご支援を受け、グローバルに活躍し、今後の日本の外交・安全保障政策をリードする次世代リーダーを育成することを目的としたフェローシップです。本フェローシップでは、日本人フェローをシンガポールの国際問題戦略研究所(IISS-Asia)に派遣し、インド太平洋、東南アジア、新興技術やサイバーといった分野のリサーチに従事する機会を提供します。IISS-Asiaは、ロンドンの独立系シンクタンクである国際問題戦略研究所(IISS)のシンガポール拠点であり、「アジア安全保障会議(通称:シャングリラ会合)」の開催で広く知られています。
API高野フェロー第1期生として、淺野氏は2025年5月より2年間(最初の1か月はAPI/IOGにて研修)、IISS-Asiaの職員として、研究活動やシャングリラ会合の準備・運営に携わる予定です。APIは、淺野氏の今後の活躍を期待するとともに、API高野フェローの取り組みを通じて、日本の外交・安全保障政策のさらなる発展に貢献してまいります。
<淺野和花奈のプロフィール>
ジョージタウン大学外交政策学院修了(フルブライト奨学生)。IBMで国内外の官民セクター向けデータ戦略コンサルティングに従事した後、米国ジョージタウン大学院にて、科学技術政策分析・立案を学ぶ。同大学経営学院リサーチ・アシスタントおよび米国スティムソン・センター東南アジア部インターンとして、外交・安全保障戦略としての国際連携・開発援助が各国経済に与える影響の計量分析研究に従事。専門は科学技術政策、開発経済学、グローバルサウス連携。