アジア・パシフィック・イニシアティブ(API)は、2025年2月7日、韓国外交部インド太平洋特別代表チョン・ウィヘ大使をはじめとする専門家代表団を迎え、「1.5トラック対話:インド太平洋戦略における日韓協力の可能性」と題するラウンドテーブルを開催しました。
本会合は、インド太平洋地域における安全保障・経済連携を巡る日韓両国の協力の在り方を探ることを目的として行われ、特に海洋安全保障や経済安全保障、三国間連携(日本・韓国・米国)の強化に焦点を当てた活発な議論が交わされました。
米国の政権交代に伴うインド太平洋戦略の変化と、それに対する日韓の戦略的対応が共有されました。続いて、日韓が個別に進めるインド太平洋戦略をいかに補完し、外交・安全保障・経済・科学技術分野において実効的な連携を実現するかについて、専門的な視点から意見が交わされました。
本ラウンドテーブルは、韓国外交部・軍事・経済分野の有識者7名とAPI所属の研究者陣が一堂に会し、率直かつ建設的な対話を通じて、インド太平洋地域の安定と繁栄に資する実践的な協力の方向性を模索する貴重な機会となりました。
APIでは今後も、地域協力や安全保障、経済戦略をめぐる課題について、国内外の専門家との議論を深め、政策提言の実現に努めてまいります。

