中山俊宏慶應義塾大学教授の逝去に関する弔意表明


中山俊宏慶應義塾大学教授のご逝去の報に接し、生前のご功績とご協力に心より感謝を申し上げると共に、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

中山先生は、弊財団に対しても、日米戦略ビジョンプログラムへのご参画と『静かな抑止力』の刊行、『現代日本の地政学―13のリスクと地経学の時代』(第6章 アメリカは地政学リスクとなるか)の執筆など、ひとかたならぬご尽力を賜りました。また、本年1月8日に、第8回API地経学オンラインサロン「バイデン政権の1年で見えてきた地経学的課題」にご登壇いただいたばかりでした。

中山先生は、APIのみならず、我が国のシンクタンク・コミュニティ全体における、大変大きな存在でした。昨今、国際秩序が大きく揺さぶられる中、中山先生の深い洞察に基づく分析をこれ以上お伺いすることができないのは、残念の極みです。心より哀悼の意を表します。

一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ
理事長 船橋 洋一