日米軍人ステーツマン・フォーラム（MSF）の共同議長である岩﨑茂第4代統合幕僚長とジョセフ・ダンフォード第19代米国統合参謀本部議長は、コリン・パウエル元米国国務長官の逝去の報に接し、以下の声明（仮訳、原文はこちら）を発表しました。

2021年10月20日

日米軍人ステーツマン・フォーラムを代表して、コリン・パウエル元米国国務長官の逝去に謹んで哀悼の意を表します。

第12代統合参謀本部議長、そして元国務長官でもあったパウエル将軍は、その卓越したプロフェッショナルとしてのキャリアを、米国の国家安全保障と民主的価値を推進させることに捧げました。彼は世界中で模範となる人物でした。

パウエル将軍は、日米同盟の熱烈な支持者でありました。同盟の価値に対する彼の確固たる信念は、強さ、意義、そして自信をもたらしました。2001年9月11日以降の先行きが不透明な時期に、パウエル将軍は、日本が世界的な対テロ連合に参加することを全面的に支持しました。また、21世紀の課題に対処するため日米同盟の重要性が高まったことを深く理解されていました。

パウエル将軍はまた、日本のあらゆる世代の自衛隊員にとってヒーローでもありました。パウエル将軍の自伝『マイ・アメリカン・ジャーニー』は日本語に翻訳され、自衛隊の士官候補生から幹部まで多くの隊員に影響を与えました。

私たちはパウエル将軍を、真の軍人であり政治家、人々を鼓舞するリーダー、そして本当に良識ある人物として記憶し続けます。

岩﨑茂
日米軍人ステーツマン・フォーラム　日本側共同議長
第4代統合幕僚長

ジョセフ・F・ダンフォード
日米軍人ステーツマン・フォーラム　米国側共同議長
第19代統合参謀本部議長