日本科学技術ジャーナリスト会議が福島原発事故について船橋洋一理事長へインタビューした記事「安全神話は乗り越えられたか」が、日本科学技術ジャーナリスト会議のページで2018年6月26日に公開されました。危機管理におけるリスク評価、避難のあり方などについて語っています。
このインタビューは、2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所の苛酷事故からの7年間を振り返って、日本科学技術ジャーナリスト会議が3つの原発事故調の元委員長らにインタビューしたシリーズのひとつです。
当アジア・パシフィック・イニシアティブの前身である日本再建イニシアティブは、2011年9月に発足して最初のプロジェクトとして「福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)」を組織し、翌年3月に調査結果と提言を発表しました。その後、日本政府による調査委員会「政府事故調」と、国会による調査委員会「国会事故調」が調査結果を発表しており、今回のインタビューはこの3つの事故調を対象としています。
このほかに、事故を起した東電自身による調査委員会「東電事故調」がありますが、日本科学技術ジャーナリスト会議は東電からは協力が得られずインタビューできなかった、としています。
船橋理事長へのインタビューと同時に、北澤桂研究主幹へのインタビューをまとめたコラム「放置された病院 調査で明らかに」も掲載されています。北澤主幹は、民間事故調のフォローアップ・プロジェクトとしておこなった「屋内退避地域内の医療機関の危機対応と避難に関する追跡調査」について語っています。
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* 北澤研究主幹へのインタビューをまとめたコラムはこちら です
* 当財団による「民間事故調」のページはこちら です
*「吉田調書に見る福島原発危機」のページはこちら です
*「医療機関の原発危機対応と避難」のページはこちら です