アジア・パシフィック・イニシアティブ（API）は2025年7月15日、米国ポモナ・カレッジのトム・フオン・ル（Tom Phuong Le）博士を迎え、ラウンドテーブルを開催しました。

本会合では、ル博士の著書『Japan’s Aging Peace: Pacifism and Militarism in the Twenty-First Century』の邦訳版『日本 老いと成熟の平和』（みすず書房）の出版を記念し、同書の内容について発表いただきました。これを受けて、APIのエキスパートとの間で活発な意見交換が行われました。

議論は、国際政治学におけるコンストラクティビズムの視点から日本の平和主義と防衛力に焦点を当て、日本国内における平和教育の実態、少子高齢化が日本の安全保障および防衛戦略に与える影響、防衛費と社会保障費のバランスなど、多岐にわたって展開されました。