公益財団法人国際文化会館(所在地:東京都港区、理事長:近藤正晃ジェームス)は、地経学研究所の事務局長を募集しています(応募期限:8月21日(日)23:00)。
地経学研究所は、アジア・パシフィック・イニシアティブ(API)がこれまで手掛けてきた国際関係・地域研究・地政学の分野のプロジェクトを発展的に統合・改組した組織です。米中対立、新型コロナ感染症、ミャンマーでのクーデタ、ロシアによるウクライナ侵略、経済安全保障推進法の成立など、世界は冷戦後のグローバリゼーションの時代から、国際経済と地政学の戦略が渾然一体となる「地経学」の時代へと、大きく変わりつつあります。国際情勢の大きな変化に適応し、自由で、開かれた、持続可能な未来をつくるためには、日本はどうしたらよいのか。また、グローバルに活動する企業は、どのように情報収集をし、リスクとコストのバランスをどう取ればよいのか。
このような問題意識から、国際文化会館は2022年7月、独立・民間のシンクタンクの立場から、地経学をめぐる日本の戦略を、業界横断的かつ産学官の連携をもって取り組むべく、APIおよび国際文化会館がこれまで築いてきた海外シンクタンクや、産官学のネットワークを活用し、アジア・太平洋地域を代表する「知の交流拠点」となり、グローバルでインパクトのある発信を目指すために、地経学研究所を設立しました(設立に際してのプレスリリースはこちら)。
今回募集する事務局長は、所長(鈴木一人東大教授)および地経学研究所執行委員会との調整を行いながら、地経学研究所を大きく成長させるべく、組織運営の統括、ステークホルダーとの調整、重要課題への対処を行うことが期待されます。また、国際文化会館全体のプログラム部門の運営及び各部門との総合調整も担います。地経学研究所の組織の要として、事務局長は、発起人や所長、研究員をはじめ、経済界やアカデミアの第一人者と議論を進めるとともに、新たに立ち上げられた組織を、日本、そしてアジア太平洋を代表するシンクタンクに成長させ、我が国、そして世界の地経学リテラシーを高めることで、社会に貢献する、ダイナミックな仕事です。
組織運営やステークホルダー調整の経験をお持ちの方で、地経学に強い関心を持ち、地経学研究所の活動を推進することで、自由で、開かれた、持続可能な未来をつくることに貢献したいという志をお持ちの方の応募をお待ちしています。詳細は募集要項をご参照ください。