細谷雄一慶應義塾大学教授が常務理事・研究主幹に就任


一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ(所在地:東京都港区、理事長:船橋洋一、以下API)は、APIの上席研究員を務めてきた細谷雄一慶應義塾大学法学部教授が、このたび、APIの常務理事ならびに研究主幹に就任したことを、お知らせします。

 

細谷雄一教授は、APIの経営に携わるとともに、APIの研究・知的活動の中心として、APIのミッションの体現に努めていきます。

 

<細谷雄一のプロフィール>

慶應義塾大学法学部教授。専門は、国際政治学、国際政治史、イギリス外交史、日本の安全保障政策。
立教大学法学部卒業、英国バーミンガム大学大学院国際学研究科修了(MIS)、慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程および博士課程修了。博士(法学)。北海道大学法学部専任講師、敬愛大学国際学部専任講師、プリンストン大学客員研究員(フルブライト・フェロー)、パリ政治学院客員教授(ジャパン・チェア)などを経て現職。安倍晋三政権において、「安全保障と防衛力に関する懇談会」委員(2013年)、および「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」委員(2013年-14年)、国家安全保障局顧問会議顧問(2014年-16年)を歴任。自民党「歴史を学び、未来を考える本部」顧問(2015年-18)。

主要著作に、『戦後国際秩序とイギリス外交 ―戦後ヨーロッパの形成、1945~51年
』(創文社、サントリー学芸賞、2001年)、『外交による平和 ―アンソニー・イーデンと二十世紀の国際政治』(有斐閣、櫻田会政治研究奨励賞、2005年)、『外交 ―多文明時代の対話と交渉』(有斐閣、2007年)、『倫理的な戦争 -トニー・ブレアの栄光と挫折』(慶應義塾大学出版会、読売・吉野作造賞、2009年)、『国際秩序 ―18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ』(中公新書、2012年)、『〔戦後史の解放Ⅰ〕歴史認識とは何か ―日露戦争からアジア太平洋戦争へ』(新潮選書、2015年)、『安保論争』(ちくま新書、2016年)、『迷走するイギリス』(慶應義塾大学出版会、2016年)、『〔戦後史の解放Ⅱ〕自主独立とは何か』(新潮選書、2018年)、『軍事と政治 日本の選択-歴史と世界の視座から』(編著、文春新書、2019年)など。

 

<APIについて>

一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ(API)は、2017年7月に発足した、アジア太平洋の平和と繁栄を追求し、この地域に自由で開かれた国際秩序を構築するビジョンを描くことを目的とするフォーラムであり、シンクタンクです。

APIのミッション・ステートメント:

  • 自由主義: 自由で、開かれ、個人のイニシアティブを大切にする社会と世界を目指す
  • イノベーション: イノベーションによって社会を進歩させる
  • 政策起業力: 公共のために、課題を設定し、政策想像力を追求する政策起業力を育てる
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    <問い合わせ先>

    一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ 企画渉外部
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