2020年12月8日、フランスのシンクタンク「French Institute of International Relations (IFRI)」は「Rethinking Economic Security in the (Post) COVID-19 World」と題するヴァーチャル・イベントを開催し、当財団から、大矢上席研究員がパネリストとして参加しました。
本イベントでは、Françoise Nicolas博士 (Director, Center for Asian Studies, IFRI)がモデレータを務め、大矢上席研究員と共に、Thibaud Moulin氏 (Partner, KYU)とLurong Chen博士 (Senior Economist, ERIA)がパネリストとして参加しました。
大矢上席研究員は、日本はコロナ危機以前からグローバル・サプライチェーンの問題に直面しているが、コロナウイルスが経済安全保障におけるサプライチェーンの脆弱性を明らかにし、議論を加速させたと指摘しました。また、経済安全保障を考える上で、効率性(efficiency)と強靭性(resiliency)の両立が重要であり、強靭性強化が保護主義に傾倒する危険性について言及しました。
これらの議論に関して大矢上席研究員の論考並びにインタビュー動画がIFRIのHP上に掲載されました。以下からご覧ください:
インタビュー動画:
https://www.ifri.org/en/espace-media/videos/what-are-impact-covid-19-crisis-japans-economic-security
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