アジア・パシフィック・イニシアティブ (AP Initiative) の船橋理事長は、2018年2月9日に政策研究大学院大学で行なわれた、ハーバード⼤学ケネディスクールの初代学⻑のグレアム・アリソン教授の新刊『⽶中戦争前夜 新旧⼤国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ』刊行記念シンポジウムに、ファシリテーターとして登壇しました。
新旧⼤国間にある構造的ストレスが、ある事象をきっかけに破滅的な戦争を起こす⼒学をアリソン教授は「トゥキディデス の罠」と名付け、本書の中で現代の米中関係がこの罠にはまりつつあるとして、米中戦争突入のシナリオと、回避のための戦略オプションを提示しています。船橋理事長は本書の日本語版に序文を寄稿しています。
シンポジウムには他に、呉軍華・⽇本総研理事と松本⼤・マネックスグループ社⻑CEOがパネリストとして参加し、アメリカの対中戦略、中国のライジングパワーの背景や世界のパワーバランスの変化、それを踏まえたウォール街を含めた世界マネーの動向、また⽇本経済へのインパクトについて議論しました。
* 船橋理事長が寄稿した序文の一部をこちらからもお読みいただけます