一般財団法人日本再建イニシアティブ(理事長 船橋洋一)は、第6冊目の書籍『検証 日本の「失われた20年」』を出版しました(東洋経済、2015年5月29日)


アベノミクスによって、株価上昇、東証の時価総額の最高額更新など経済面で明るい話題を目にする機会が増えてきました。その一方で、バブル崩壊以降「失われた20年」の振返りは十分されてきたでしょうか。日本は何を間違い、何を失ったのでしょう?経済の停滞だけでなく、急激な少子化・グローバル化など、日本を取り巻く環境も大きく変化してきました。日本が直面しているこれらの課題は、欧州・アジア諸国との共通課題。日本をはじめ、世界各国が困難を乗り越えるための処方箋を、20年の検証と共に国内外の専門家が提示します。

タイトル:検証 日本の「失われた20年」
編著者:船橋洋一(日本再建イニシアティブ代表理事)

第一章 人口崩壊と削減する地方:清家篤(慶應義塾大学塾長)
第二章 金融・財政赤字:Adam Posen(ピーターソン国際経済研究所所長)、Kenneth N. Kuttner(ウィリアムズ・カレッジ教授)、祝迫 得夫(一橋大学経済研究所教授)
第三章 企業競争力(マクロ):小林 慶一郎 (慶應義塾大学教授)
第四章 企業競争力(ミクロ):冨山 和彦 (株式会社経営共創基盤代表取締役CEO)
第五章 グローバリゼーション(労働、雇用) Andrew Gordon (ハーバード大学教授)
第六章 教育:苅谷 剛彦 (オックスフォード大学教授)
第七章 福島原発事故とエネルギー政策:北澤 宏一 (東京都市大学前学長)
第八章 政治:待鳥 聡史 (京都大学大学院 法学研究科教授)
第九章 湾岸戦争、PKOMichael J. Green (戦略国際問題研究所副所長)
第十章 日本の自由貿易:Peter Drysdale (オーストラリア国立大学名誉教授) Shiro Armstrong (オーストラリア国立大学主任研究員)
第十一章 失われたアジア・アジア太平洋政策:白石 隆 (政策研究大学院大学学長)
第十二章 沖縄米軍基地と日米同盟:Sheila Smith (国際問題評議会 シニアフェロー)
第十三章 歴史問題:東郷 和彦 (京都産業大学法学部教授)
第十四章 国際社会での日本の地位:秋山 信将 (一橋大学公共政策大学院教授)
第十五章 日本と思想・価値観:G. John Ikenberry (プリンストン大学教授)
第十六章 総論:船橋 洋一 (日本再建イニシアティブ)

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