『自由主義の危機』(東洋経済新報社)を出版


アジア・パシフィック・イニシアティブ(API)は、「自由で開かれた国際秩序(Liberal International Order)」プロジェクトとして、東洋経済新報社より『自由主義の危機』を2020年8月6日付けで出版しました。本書は、Brookings Institution Pressより2020年2月に出版した『The Crisis of Liberal Internationalism: Japan and the World Order』の日本語版です。

「自由で開かれた国際秩序」プロジェクトとは、日本がいかに自由で開かれた国際秩序を擁護しうるのか、また、その過程でいかなる障壁が立ちはだかるのかを分析するものです。本書の出版は、国内外で自由主義を擁護するという当財団の主要なミッションに基づくものです。

本書社は、日本の外交政策と統治様式という2つの主要部分で構成されています。貿易や国際機関などの分野を通じて国際社会における日本の役割を考察すると同時に、後半では、国内におけるポピュリズムやジャーナリズムといった課題についても考察を加えています。

本書を編纂するにあたり、幅広い学問分野における数多くの研究者や専門家の方々のご協力を賜りました。このことにより、政策立案者及び一般の読者にも等しく読み応えのある一冊となっています。

本書は、当財団の理事長船橋洋一と、ジョン・アイケンベリー 1/ 両名が共同で編纂を行いました。

1/ ジョン・アイケンベリー(G. John Ikenberry): プリンストン大学政治学部および同大ウッドロー・ウィルソン公共政策大学院のアルバート・G・ミルバンク記念教授。韓国・慶熙大学校の「グローバル・エミネンス・スカラー(Global Eminence Scholar)」も務める。

『自由主義の危機』
編者:船橋洋一、ジョン・アイケンベリー
出版社:東洋経済新報社
初版(日本語版):2020年8月6日
ISBN: 9784492444580

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