アジア・パシフィック・イニシアティブ(API)は2025年6月20日、米国のシンクタンクであるRAND研究所で上級政治学者を務めるスコット・W・ハロルド(Scott W. Harold)博士をお招きし、ラウンドテーブルを開催いたしました。
本会合では、ハロルド博士より、同氏が取り組む「日米防衛産業協力・取得・維持整備定期協議(DICAS)」についてご発表いただき、これを基にAPIのエキスパートとの間で活発な意見交換が行われました。
議論は、DICASの起源や主要な取り組み、日米防衛産業協力を進める上での課題、さらにDICASの将来の展望に加え、トランプ大統領がDICASに与える影響について検討されました。また、平時において効果を発揮するDICASが、有事においても同様の役割を果たせるのかについても議論が交わされました。
本ラウンドテーブルは、急速に変化する国際安全保障環境の中で、日米間の産業・技術協力がいかに強化されるべきかを考えるうえで、非常に有意義な機会となりました。



